腹腔鏡下胆嚢摘出術 入院日記

       2011/5/29記、6/5, 6/9, 6/13, 6/17, 6/28, 7/7, 8/26,2012/3/20追記

2010/10/2〜16の間、胆のう炎で1回目の入院。→急性胆嚢炎 入院日記

同じく胆石(胆嚢結石)が原因で2011/5/17より2回目の入院をしたため、2011/5/23 腹腔鏡下胆嚢摘出術をした。
経過、入院記録を以下に記す。

昨年秋から食事制限で頑張ってきたが、胆嚢炎は1年以内に再発する可能性が50%と言われている。
今回は炎症は無かったが、繰り返しそうなので、手術した。

胆嚢は無くても問題ない臓器。よって、胆石が悪さする場合は、摘出するのが、一般的な治療法なのである。
胆石(胆嚢結石)ができる場所が無くなったので、基本的にはこれで完治するはず。

胆石が悪さすると、胆嚢炎、胆管炎、膵炎などになる恐れがあり、場合によっては、
腹膜炎や敗血症など、命の危険を伴う病気に移行する場合もあるという。

5/15(日)
21時過ぎ、みぞおちの胃の辺りに違和感が・・・ 短時間で収まったが、しばらくじっとしていた。
これが胆石の発作であるならば、一昨年にも胃の辺りが異常になり、30分ぐらい苦しんだことが
あったので、合計3回目の発作となる。

5/16(月)
前回の入院から半年以上経過。薬による治療を続けており、血液検査とエコーで状況を確認する予定だった。
この日は採血のみ。

5/17(火)
この日から大分県へ出張予定。14時には会社を出る予定だった。
しかし、昨夜の血液検査結果が悪かったとのこと。病院から呼び出しあり、出張は直前キャンセル。
急いで病院に向かう。
肝機能関係の数値AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTが全て3ケタで異常。
黄疸を示す総ビリルビンも3を超えていた(基準は0.2-1.1)。
入院を勧められ、入院決定。
CT、エコー、レントゲン、心電図など、一通りの検査終了。総胆管に石はなさそう。
出張予定だったので、皮肉にもお泊りセットは揃っていた(^^; 
2回目の入院なので、かなり落ち着いて対処できた。

5/18(水)
昨年10月と異なり、CRPは正常で炎症や痛みは無かった。
今回は胆石の軽い発作だったようだ。
水やお茶はOKだったが、絶食のため、点滴が続く。
前回の約束どおり、手術を勧められる。
あとはこの病院で受けるか、大きな病院で受けるかの選択を迫られ、悩んだ。
結局、大きな病院を希望することにした。

5/19(木)
一旦、静養・退院してから手術することもできたが、それも面倒だし、
仕事も忙しく早く復帰したかったので、その旨伝えたら、この日のうちに転院できることになった。

30分程度、自宅へ戻った後、タクシーで横浜市中区の大きな病院へ。
MRIを含め、エコー、レントゲン、心電図、血液検査など、一通りの検査終了。
「石は5mm程度のものが何個か」と医師(副院長)に言われる。



4人部屋が空いておらず、個室に入った。部屋は新しくキレイ。ベイブリッジがみえ、まるでホテルみたいだった!
手術は5/23(月)か5/26(木)、ただし、5/23(月)は予定が一杯と告げられる。5/26(木)が濃厚か?
しかし、手術が不安で深夜まで寝付けなかった(-_-;) 手術はこわい!!

5/20(金)
ずっと絶食のため、点滴が続く。
担当看護師は教育期間中?の若い看護士。夕方、急遽4人部屋へ移る。
暇だったので、手術のことをひたすら調べていた。
保険や高額療養費の「限度額適用認定証」を取り寄せ準備を始めた。

5/23(月)に手術予定と決定! 「早い方が言いと思って」 若い執刀医の言葉。
手術の3日待ちはなくなり、助かった!(^^)

手術の時に担当する看護師が説明しにきた。とても腰の低い感じの若い女性だった。少し気が休まった感じ。

5/21(土)
腹痛もなく、暇! 相変わらずブラブラしたり、手術のことを調べたり、呼吸訓練をしたり・・・。
この病院、毎日、シャワーが使える。うれしいサービス。
入院〜手術まで絶食となった。ずっと点滴。前夜とこの日は良く眠れた。

5/22(日)


義父母と妻と小5の息子がお見舞いに来た。気楽に過ごしたかったので、会社関係のお見舞いは断っておいた。
11時から、執刀医(20代後半)から、手術の説明があった。家族(妻)も同席。
MRIの画像から立体画像も作れることに感心した。
元々知っていたが、癒着がひどい場合など、開腹手術に移行することもあるとのこと。
胆嚢への動脈と胆管を止めるクリップはチタンで出来ており、今後MRI実施は可能とのこと。
気分はだいぶ落ち着いてきた。
麻酔科の医師の説明があった。若くてキレイなエリート女性医師。上司の医師と2名で担当するという説明を受けた。
「硬膜外麻酔で髄液が漏れると頭痛が起きますが、大丈夫です。」とか、
リスクの説明があったが、「私は今まで、こういう事ことはありませんが」という発言だけでも安心できた。
不安なのは、全身麻酔で自分でどんな反応を示すか・・・

今回の手術は3名の医師が担当。そのうちの一人の若い女性医師もベッドにきて話しかけてくれた。
その時点で、ほとんど疑問は残っていなかったが、数分、話をした記憶がある。

21時、下剤(プルセニド錠)の他、睡眠導入剤(ブロチゾラムM錠0.25)をもらって飲み、無事眠ることが出来た。

5/23(月)
胆嚢の手術日。
今回、胆石(胆嚢結石)の痛みほとんど無いが、繰り返すおそれがあるので、手術した。

9時ごろに、急遽手術が13時半→10時に早まったと聞き、あせった!
しかし、急患の手術の割り込みがあり、すぐに予定の13:30開始に戻った(^^;

採血の結果、肝機能関係の数値AST(GOT)、ALT(GPT)は正常レベルに復活
γ-GTはまだ高いが、良くなっているので、問題なさそう。この病院は、自分でベッド上で検査結果を確認できる。

お臍の掃除は、「キレイなので、掃除しなくていいですね。」と言われ、すぐに終わった。
足の血栓が出来ないよう、ストッキングをはいた。ストッキングを履いたのは、もちろん初めて!
スキー用ストッキング?を除いて。
緊張しているはずだが、思ったより気持ちは落ち着いていた。
先週とは異なるが、この日の担当看護師も若い。4月から病院にきたばかりで、まだ教育を受けているようだ。

予定より遅れ、14時頃に病室を出て、歩いて手術室に入った。
名前と手術部位の確認の後、手術台に寝た。
女性医師が背骨辺りを何回も確認して、硬膜外麻酔が打たれた。
背骨の付近を何回も確認したり・・・、割と時間がかかったと思う。
その後、男性医師が全身麻酔を左腕に流し込んだ感じ。す〜っと冷たい液体が流れた。
その後、全く覚えていない・・・。

医師は3名(担当医師の他、若い男性1名、若い女性1名)。一番若そうな20代後半男性医師が執刀医。
腹腔鏡下胆嚢摘出手術は、腹部に4ヶ所の穴(へそ下、みぞおち、右腹部2ヶ所)を開け、
その穴から内視鏡や手術鉗子を挿入し、胆嚢を摘出する方法。
お腹の中に二酸化炭素ガスをいれることでお腹を膨らませて行う。
医師はテレビモニターを見ながら作業するらしい。
利点は、傷が小さく、術後の痛みが少なく、回復が早いこと。

麻酔から覚めかけている時、
「手を強く握り返してください!!」
と言われ、握り返したら、
「いい反応だわ」
若い女性麻酔科医師の言葉が忘れられない(^^;
17時前に戻る。腹腔鏡下胆嚢摘出手術、無事に終了。
麻酔の時間があるので、手術時間は予定通りの2時間ぐらい

妻は取り出した胆嚢の説明を受けたらしい。結局、自分はみていない(^^;

みぞおち辺りの傷が痛む・・・。すぐに医師が取り出した胆石を持ってきた。
担当医師からは「大成功!」と言われた。
手術中のことは全く覚えていない。恐るべし全身麻酔。

手術後〜次の日のAMの間、足の血栓防止のため、マッサージ機により、ふくらはぎのマッサージが続けられた。
傷口の痛みは、ほとんど感じなかった。鼻から胃につながれた管の方が痛かった(T_T)

5/24(火)
昨夜は、寝返りがほとんどできない上に、3時間おき?に、体温・血圧・酸素量の確認があり、
3時間程度しか寝れなかった(T_T) 心電図の確認も、手術後からAMまで続けられた。
夜の間は、若い女性看護士の笑顔だけが救いだったかも(^^;

朝にベッドの上でレントゲン検査を行ったが、体の下に金属板を入れなくてはならなかった。
両サイドから看護士が持ち上げてくれたが、自力で少し持ち上げた時に痛みが!! この時は、つらかった(T_T)
午前中もつらかったが、鼻から胃につながれた管、尿道バルーンが抜かれ、
ふくらはぎのマッサージ機も外され、かなり楽になった。
かなり順調。
1〜2秒のほんの僅かなごく軽い吐き気が数回あった程度。



昼には、いきなり「うどん」を食べた。つらかったが、完食!

両親が千葉県銚子市から見舞いに来ると言うので、その直前の13時前に大部屋内のトイレへ歩いていった。
約5mの距離だったが、無事に歩けた! やはり腹腔鏡下の回復の早さは違う。

その後も、「痛くても出来るだけ歩いて下さい!」と言われていたので、頑張って歩いた。
病院内は広い。おそるおそるだが、合計1kmぐらい歩いたかも。歩きすぎ、他の病棟まで歩いたのは、まずかったか?
倒れたりする感じは全くなかったけど。硬膜外麻酔の効果のためだと思うが、痛みは感じなかった。

夜は五分粥に金目鯛の煮付けなど。少し楽に食べれるようになった。

5/25(水)
ポカリスエットを飲みすぎたせいで、0時頃、トイレに行きたくなり、起きた。
ベットはスイッチを押すと自動で頭の部分が上下するので、かなり楽なはずだが、
急いで動いたこともあり、起き上がるのはかなりつらかった・・・

寝返りが十分に出来なかったため、目覚めた時は、腰が痛くて、起き上がるのがつらかった。

今朝はパン。
午前中、傷口の近くの管(腹腔ドレーン)と点滴の針を抜いた。
調べた範囲では、胆汁の漏れが無いかをみたり、おなかの中の細菌や膿を出したり、消毒もできたりするらしい。



昼は一昨日午後に手術したばかりなのに、ビーフシチューが・・・
手術後は何でも食べて良いはずだが、ビーフシチューと全粥の組み合わせは、ちょっと驚いた(^^;
ビーフを食べたのは前回入院前だから8ヶ月ぶり。

昨日の3倍くらい歩き、だいぶ回復! かなり快適に動けるようになった(^^)
体温は最高37.5度まで上がったが、この程度なら問題ないらしい。

5/26(木)
朝から、普通のご飯になった。
午前中、硬膜外麻酔の管が抜かれた。

その後、傷口を意識するようになり、多少動きづらかったが、痛みはなく、順調。呼吸もかなり楽にできるようになった。
シャワーもOKとなった。
血液検査結果は、γ-GTとCRP以外は問題なし。
炎症を示すCRP=0.9と手術後に基準値を超えたが、問題ないレベルとのこと。手術の影響だろう。

 
1円玉の直径は20mm

胆石は、もらった時は4個あったが、わざと1個は割ったとのこと。つまり、合計3個。
5mmと聞いていたが、一番大きな石は平べったくて、最長部は8.5mmもあった。これは痛そう(^^;
3個の内訳は、目測で、「8.5mm×2mm未満、 4mm×6mm、 3mm×4mm」。

色は黒。ビリルビンとたんぱく質が結合してできた石らしい。予想していたコレステロールで出来ていた石ではないはず。
食事が原因ではなかった?? 黒色石の出来る原因は未だに判明していないようだ。

5/27(金)
寝起きは少しつらいが、特に問題なく、体調も良好。予定通り、退院。
小5の息子が体調不良で入院してしまったので、義母に迎えにきていただいた。歩けたが、タクシーで帰宅。
午後には、最初に入院した病院にレントゲン写真を返しに行き、担当医師とも会い、手術終了を伝えた。
「早かったね! 総胆管に石は無かった?」と聞かれたぐらい。両病院共に迅速に対応してもらえて、助かった。

ジーパンをはくとお臍の下の傷が気になった。
翌日もかなり歩いた。歩きづらいし、傷も気になるが、手術からほとんど日が経っていない。かなり順調だろう。
胃腸の不調は、今のところ全く無し。5/28(土)お昼には大盛りパスタを食べた。5/30(月)PMより出勤。

2つの病院合わせて、10泊11日。 前回の14泊15日よりは短いけれど(^^;

なお、今回手術した病院の標準スケジュールの場合、5泊6日の入院となる。
途中経過は順調で、もう一日早く退院しても良いくらいだった。


■手術の感想
・人生初の手術は、とにかく、こわかった
 手術まで、数日の期間があったので、その間に落ち着くことができた。

・取り出された胆石が予想以上に大きかった。手術して良かったと思う(^^)

・転院以降の入院生活は予想以上に快適だった。新しく綺麗な建物で看護師の人数も余裕ある。
 毎日、新人看護師がついたが、ベテラン看護士もついたので不安はなかった。
 大きな病院に転院してよかった(^^) 良い病院だった。

入院中に、高額療養費の「限度額適用認定証」を取り寄せ、病院に提出することにより、
 入院費用は格段に安くなった。面倒でも取り寄せた方が良い。

 入院先の病院でも勧めてくれたので助かった。
 昨年入院時の病院は説明がなく、「限度額適用認定証」を取り寄せなかった。
 かなりの保険金が入ってきたので、大幅黒字。

・手術は、遅くなればなるほど胆嚢炎・胆管炎・膵炎を起こしたり、癒着がひどくなって
 開腹手術が必要になったり、リスクも大きい。

 痛みがある場合は、早めに手術することをお勧めしておく。
 手術が成功すれば、基本的に胆石ができる場所がなくなる。(胆管に出来る可能性は若干残るが)
 胆汁は、肝臓〜胆管〜十二指腸の経路で流れ、体も徐々に慣れていくようだ。

・予想していたより、傷口が大きい。事前に聞いていたよりも大きい気がする。
 腹腔鏡下の場合、もっと小さな傷口で済ませている病院はたくさんあるはず。
 この点だけは不満。ある程度大きい方が手術しやすいとのかもしれないが?
 医師の経験不足のためかな? 明確に記された書類も無く、無事に終わったこともあり、言いにくい(^^;
 執刀医の説明は、結構アバウトな部分もあった。これも経験不足か? 医師本人の性格か?(^^; 
 手術後の詳細説明の場を設けてもらえたら、もっと良かった。大した手術では無かったし、問題もなかったからだろう。
 退院が決まった直後の回診時に、何点か質問した。

・執刀医は28歳ぐらい、麻酔科の女性医師は30歳ぐらいだと思われる。
 本人がFacebookに登録していたので、自分も登録したら、高校を卒業した年より推定できた。
 ちなみに、Facebookはすぐに退会した。友達申請するのも変だし、迷惑かもしれないし(^^;


■その後の経過
・退院時に炎症を鎮め、腫れの抑え、鎮痛、解熱作用のある抗炎症薬の薬
 (ロキソプロフェン錠60mg「EMEC」、ロキソニンのジェネリック)などの
 薬を貰ったが、1回も飲むことは無かった。
・手術から13日経過(2011/6/5)
 昨夜、4箇所の傷うちの3箇所の接着力の強い絆創膏のようなものをはがした。
 傷口はふさがっており、かさぶたが出来ている。
 残りの1箇所の傷は管(腹腔ドレーン)が入っていた箇所で退院時は大きな絆創膏が貼られていた。
 一時期、少し赤くなったり、軽く膿んだ時もあったが、やっと問題なくなった。

 1階から7階まで階段を上がったら、少し息切れ。体力の衰えを感じたが、もう普通に動ける感じ。
 走ったり、軽い腹筋ぐらいしても問題なさそう。

 数日前から風呂に入っても良いはずだが、まだシャワーだけ。
 傷口は清潔にした方が良いらしい。シャワーは積極的に浴びても問題ないらしい。

 傷口の大きさは、臍下25mm、みぞおち20mm、右脇腹15mm×2箇所。やはり少し大き目かな?
 見た目は目立たなくなることを期待しているが、傷の箇所が固くなっており、自分で触ると違和感がある。
 体調は非常に良い。食べ物いつ痛みや発作が起きるかわからない不安が全く無くなったのは大きい。
 不安を嫌うか? 傷が残るのを嫌がるか? それが手術決断の分かれ道かな。

・手術から17日経過(2011/6/9)
 手術後、初めて全身入浴。13日経過時点からは、念のため下半身のみ入浴していた。
 本当は、もっと早く(10〜11日後)に入浴しても問題ないと言われていた。

・手術から21日経過(2011/6/13)
 傷のかさぶたは、ほとんど取れた。一昨日、全力で50mぐらい走ってみたが、全く問題ない。
 もっと傷が目立たなくなるといいな・・・。

・手術から25日経過(2011/6/17)
 6/16,17と、かなり高額の保険金が振り込まれていた。
 会社の保険と、元々は親が支払っていた保険。2社合計すると・・・
 手術すると、こんなにもらえるのか。もちろん、手術なんて、したくなかったけれど。

・手術から35日経過(2011/6/27)
 お臍の傷口からちょっと膿が出てビックリ。
 かさぶたを無理にはがしたのが良くなかったようだ。

・手術から45日(1ヵ月半)経過(2011/7/7)
 治ったかな?と思っていたが、昨夜もお臍の傷口の一部からちょっと膿が出たので、絆創膏を貼った。
 傷の完治まで、もう少し時間がかかるかな。
 4日前からアルコール再開。日本酒を飲んだけれど、全く問題なし。今日はワインも飲んだ。
 食べ物も全く問題なし。フライは食べていない。

・手術から50日経過(2011/7/12)
 手術の跡のお臍の傷の右端の化膿が止まらず、シャワーの後、2日連続出血したので、
 手術した病院へ。電車もバスもすぐに来たのに、病院まで45分かかった。
 普通だったら、1時間かかるとみた。

 担当の医師ではなかったが、傷口いじられ、グリグリ?さて、とても痛かった。
 消毒してもらって、広範囲に利く抗菌剤「クラビット錠500mg」の内服薬を1週間分処方された。
 8日後を予約してくれたが、問題なかったので、キャンセル。

・手術から3ヶ月経過(2011/8/25)
 その後、再び化膿するのを恐れ、湯船に入らず、シャワーだけの生活を続ける。
 もう大丈夫だろうと思っていたが、自らの快気祝いを兼ね、石垣島へ一人旅に行った際、
 8/2,3と、2日連続で石垣島近くの離島でシュノケーリングをやった後、8/3にまた少し膿んだ。
 8/5にはもっと膿んでおり、潰れたような感じになった。
 8/7に帰宅後、キズを早くきれいに治すバンドエイドを貼った。
 このバンドエイド、化膿した場合は使ってはいけない。
 完全に膿が出て、傷の状態も変わったようにみえたので、使ってみた。
 お勧めはしない。悪化する場合もあるので、本来は通院すべき。
 様子をみながら、2週間使用。通常より長期間使用。完璧に傷口が塞がったようなので、完治と判断。
 少し化膿した部分の跡が残っているが、たぶん大丈夫だろう。

・手術から約10ヶ月経過(2012/3/20)
 昨夏の自己流の治療は良くなかったと思うが、いずれにしても、その後、傷は完治した。
 4箇所の傷は徐々に小さく目立たなくなっていく感じ。
 特に脇腹の2箇所は、あまり気にならなくなった。
 お臍の傷は大きいが、以前と比べたら傷跡が縮小している感じ。

 食事制限は無く、何を食べても大丈夫(^^)/ 
 発作が起こる不安は無くなり、毎年の健康診断で指摘されることも無くなり、嬉しい(^^)
 健康面のことを考えて、油っぽい物は出来るだけ控えてはいるが。

 この先、4箇所の傷はもう少し目立たなくなるのだろうか?という疑問があるぐらいで、内科的な不安は一切なし。


 将来的には、単孔式腹腔鏡下手術が主流になるのではないだろうか。
 2009年度から急速に広がってきた最新の腹腔鏡手術で、傷はお臍の一箇所で済む。
 傷はより目立たなくなり、体の負担は更に減る。
 ただし、難しい手術で、高度な技術を持った医師の執刀が必要と思われる。

 10年後とかには、外科で体に傷をつけることなく、微小カメラとかを微小ロボットが操って・・・
 みたいな時代が来るのかもしれない。胆石や、胆のうは難しそうなイメージあるけれど。

【参考】
・胆嚢摘出
 cholecystectomy 医 

・腹腔鏡下胆嚢摘出術
 laparoscopic cholecystectomy 医 【略】LC 略して「ラパコレ」と言われるようだ。

・胆嚢摘出術を受ける
 have one's gallbladder removed
 undergo cholecystectomy

・胆石
 bilestone 医
 biliary calculus 医
 cholelith〔【語源】chole(胆汁)+ lith(石)〕
 chololith 医
 cystolith 医
 gall stone〔【略】GS〕
 gallstone disease 医
 gallstone 医

・胆石症
  cholelithiasis 医

http://ebato.info/